いにしえを伝えるトーハ村の印象

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トーハ村は、ヴァンハ(ヴィトイェン地区)の詩的な雰囲気を湛えるコウ川の河畔に広がっている。周辺には、小径沿いにバヤンの木、川、寺の境内、古びた家々が肩を寄せあうように連なっている美しい風景が見られる。

トーハ村は、ヴァンハ(ヴィトイェン地区)の詩的な雰囲気を湛えるコウ川の河畔に広がっている。周辺には、小径沿いにバヤンの木、川、寺の境内、古びた家々が肩を寄せあうように連なっている美しい風景が見られる。

私たちとバクザンで働いているドイツの若いボランティアとの一行は、初夏のある日、満開の鳳凰木(フェニックスツリー)に迎えられてトーハ村に入った。私たちは、彼らがベトナムの村々の美しさや慣習や習慣を目にすることができるように、彼らのベトナム語の勉強の後、この課外活動を計画したのだ。

トーハ村の門(写真:Thu Thuy

ドイツのボランティアにとって初めてのこの村への訪問であったこともあり、彼らは大変意気高揚していた。村人たちは、彼ら外国人を目にして、うれしそうな微笑みを浮かべ、彼らに“ようこそ”と声をかけ、握手をし、写真を取り合い、そして、お茶に招待した。とても賑やかな雰囲気だった。村人のもてなしの姿に、私たちは、彼らの真実味にあふれ、素朴で、親しみある心を感じることができた。村の人々は、また、私たちを寺や旧家などよく知られた村の目的地へと案内してくれた。

トーハ村の古びた陶器の壁に感銘を受ける外国人ボランティア(写真: Thu Thuy)

トーハ村は、かつては、北部地域における著名な陶磁器の村だった。この村に残っている苔むした古びた門は、大きなバヤンの木におおわれている。村の小径に沿って、チィン・ダック、チィン・クアン、グエン・ディンといった家族の旧家が幾十も連なっている。チィン・ダック家の11代目にあたるティン・バー・ムイ氏の家は築後300年という旧家である。当家は、その社会でかつて高い地位を保っていた大家族である。家の正面には、対になった大きな壺が置かれている。これらは、かつてはコメを保管した手製の壺であるが、現在では家の飾りとなっている。

特に、村の小径の中ほどでは、たくさんの陶器や壺でできた壁を見ることができる。バッチャンやフーランと並び、トーハは、北部デルタ地域における壺や食器類など陶磁器の3大生産地の一つである。品質の良くない陶磁器は、よく家や壁の建築に利用されていたが、それが今日この手工業を主として来た村の独自の建物となって残っている。

 

 ボランティアたちは、村のあらゆる小径を覗き、伝統的なライスペーパー(bánh đa nem) やココナツをまぶした干し米のお菓子( bánh đa dừa) を見つけては、興奮していた。これらの食品は、お米を水につけてから米粉に挽き、お菓子の形にし、干し、そして切るという複雑な工程を必要としている。お米は、前日の夜、火にかけ準備しておかなければならない。お菓子は、日の出とともに早朝から日に干す必要がある。雨によって湿って型が崩れたり、熱暑によって乾燥しすぎたりと、乾燥の工程によって品質が決まってしまうからである。それゆえ、この地域の人たちは、品質の高い製品を生み出だすため、天気には細心の気遣いをしなければならないのである。

渡し船で川を渡る村の人々 (写真: Thu Thuy)

トーハ村のココナツ乾燥菓子(写真: Thu Thuy)

「僕はここの風景が大好きだ。とても平和的で昔の雰囲気がある。これまで映画や写真でしか見たことがなかったのに、ベトナムに来て初めてこうした田舎の雰囲気を楽しめたよ。特に、おいしくて新鮮なバインダーは大好きだね。」ドイツ人ボラティアのミッキーの言葉だ。

ボランティア達は、一様に明るい顔をしてトーハ村を後にした。いうまでもなく、いにしえの美しさと友好的な村の人たちが、この訪問者たちに深い印象を残したのだ。

 
 

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