４月９日、省のコンベンションセンターで、ジャパンフェスティバルが開催され、多くの興味深い活動が行われた。フェスティバルには、バクザン省を代表して、バクザン省人民委員会議長のグエン・ヴァン・リン氏や省人民委員会副議長のライ・タイン・ソン氏、党常任委員会メンバー、バクザン祖国戦線の議長ゴー・サック・トゥック氏、省教宣訓練局長のドー・ドゥック・ハー氏、人民議会常任委員会のトゥ・ミイン・ハイ氏が出席した。

人民委員会議長グエン・ヴァン・リン氏、展示会ブースを訪問

日本側の代表としては、在ベトナム日本大使館一等書記官鶴屋陽子氏や報道文化班長の穴澤葉子氏、日本貿易振興機構（JETROベトナム）の所長川田敦相氏が参加した。このほか日本企業や芸術家、ボランティア、バクザン市民が参加した。

このイベントは、バクザン省人民委員会及び在ベトナム日本大使館、国際協力機構（JICA）、ベトナム日本商工会（JBAV）、ベトナム日本貿易振興会（JETROベトナム）によって後援された。

フェスティバルでは、参加者やバクザン市民に日本文化に対する深い理解が生まれた。フェスティバルでは、日本の伝統的な歌や楽器―大正琴の演奏（若人、鯉のぼり、茶摘み唄）や日本の武道家たちによる空手の演技が披露された。

 

ライ・タイン・ソン氏、バクザンで開催のジャパンフェスティバルを祝し花を贈呈

バクザン市民は、また、フェスティバルに“クアンホ”や“チャウヴァン”などのベトナム民謡の演奏で花を添えた。フェスティバルに参加した市民はまた、お茶や生け花、折り紙、書道などの日本の芸術に触れる機会を得た。このほか、フードコートやバクザンで操業する日本企業の製品を紹介する展示ブースが設けられた。

午後からは、聴衆は、日本とベトナム両市民の間にきめ細かく広がった良い関係を象徴する日越映画会社合作の映画、 “ベトナムの風に吹かれて“を楽しむことができた。

式典の開催スピーチで、実行委員会の議長である国際開発機構シニアボランティアの納谷節夫氏は、多くの日本企業がバクザンを拠点として活動しており、かなりの数の日本人がこの地で働き生活しているとはっきり述べた。

開催スピーチを行う実行委員会の議長の納谷節夫氏（国際開発機構シニアボランティア）

日本企業や日本の人々とバクザン市民のとの文化の交流はまだまだ限られたものであったが、双方の理解を強め、お互いの友好を深める目的で開催されたこのフェスティバルは、日本企業が日本文化や彼らの強みを紹介するよい機会を提供した。そのほか、彼らは、両国の文化への理解を進め、様々な分野での協力関係を築くためその潜在力を活用できるよう、日本のイメージや情報を広める努力をしていた。

ライ・タイン・ソン氏は、このフェスティバルが、日本企業とバクザン政府、市民との関係強化に役立つものになったと述べ、このフェスティバルを開催した実行委員会や日本企業、ボランティアの努力を高く評価した。「これまでの間、バクザン省と日本のパートナーは、多くの分野で協力関係を築き発展させてきた。国際開発機構（JICA）をとおし、バクザンは、輸送インフラの開発、福祉、教育や環境衛生分野のプロジェクトなど、日本政府から多くの支援を受けてきた。」とライ・タイン・ソン氏は強調した。

この地域に対する日本からの直接投資は、22のプロジェクトに及んでいる。日本は、バクザン省の地区地域への投資の数で３位、資本投資額で５位に位置している。彼は、バクザン省は、日本企業への誘導、助言、支援を行うなかで彼らの進出が容易になるよう協力や投資といった側面で支援を継続していくと述べた。また、彼は、バクザン越日文化協会の設立に向けて、双方の間における多くの分野での活動が交換され、双方の理解が強まることへの期待感を表明した。

この機会に、地域のリーダーを代表してこの祭典を祝すため、ライ・タイン・ソン氏は、バクザンのジャパンフェスティバル実行委員会に花を贈呈した。

ジャパンフェスティバルの様子：

バクザン省のリーダー及び日本側代表者一行

日本の芸術家による大正琴の演奏

フェスティバルで、バクザン住民、日本のお茶を楽しむ

バクザンの芸術家、民謡を披露

 

 

 

書道の実演

 

 

日本の武道家たちによる空手の実演

バクザンの生徒たち、折り紙を習う

 

 

参加者・ボランティアとの交換会で写真に納まるグエン・ヴァン・リン議長