5月26日、駐日ベトナム貿易事務所は1年間後日本がベトナム産ライチを輸出してから新型コロナ流行の影響にもかかわらず、この農産物の輸出と消費は順調に進んでいると述べた。
駐日ベトナム人貿易カウンセラー、タ・ドゥク・ミン氏は、今年は新型コロナ流行の影響により、日本の農林水産省は包装と臭化の処理の段階を直接監督する専門家を派遣しなかった代わりに、日本側はベトナムの植物検疫機関にこの作業を委任したと述べた。
これは、輸出準備段階での時間とコストを節約させ、日本へのライチ輸出がより順調に進んでいる。
日本で消費されたベトナム産ライチ
ミン氏によると、5月23日、株式会社サンライズファーム（日本）は株式会社アメイイベトナムと契約を締結してベトナム産ライチが始めて日本の港に到着したそうである。この収穫期に、ベトナムのライチ輸出企業は新鮮なライチの計1,000トンを日本へ輸出する予定である。
その結果を達成するために、今年、駐日ベトナム貿易事務所は事前にプロモーション活動を実施し、東京や日本の多くの地域でベトナムのライチのイメージを宣伝し、日本の輸入販売会社と協力してオンラインでのライチ購入プログラムに関する情報をコミュニティに伝え、同時に日本の企業に、新鮮なライチをより効果的に処理∙保存するための最新技術への投資に注意を払うよう積極的に呼びかける。
しかし、ミン氏は、ライチをこの市場へ輸出し続けるためには、まずベトナム側が「ライチの品質を維持し、安定した売買価格を確保し、同時に、日本のような世界で最も困難な市場でベトナム製品のイメージとブランドの広告を積極的に強化する必要がある」と言った。 ミン氏によると、駐日ベトナム貿易事務所は、今後もこの作業を促進しライチがより多くの日本人に知られるように、国内の関係当局や日本のスーパーマーケットや流通システムとの調整を続けているそうである。
ベトナムは、2014年に新鮮なライチをこの市場へ輸出することについて日本との交渉プロセスを開始した。5年以上にわたる交渉の末、2019年12月15日に日本の農林水産省（MAFF）は農業農村開発省の下の植物保護局への手紙を送り、べトナム産ライチの輸入を許可したことを発表した。ただし、農林水産省は、ライチが輸入される前に厳格な植物検疫プロセスを経ることを要求している。
2020年6月初旬、新型コロナの流行にもかかわらず、ベトナム当局とともに駐日ベトナム貿易事務所及び駐日ベトナム大使館の激しい活動により、包装と燻蒸処理を監督する日本の農業専門家がベトナムに派遣された。それによって、日本の規制に従って最終段階を完了させ、ライチがこの国に輸入される。
(ベトナム通信社より)
Biên dịch: Chu Hà
